音大の受験②

ピアノのレッスンは、小学1年生から習っていましたが、楽典や聴音はピアノのレッスンの終わりの10分くらいに本当に基礎的なことをやる程度で、新曲視唱についてはほぼ初めてのことでした。

 

まず楽典についてですが、音程や調判定、音楽用語などが出題されます。音程とはドからソの音程は完全五度、などを答える問題です。これはまだ覚えることも少なく何とかなりましたが、調判定がものすごく苦労した記憶があります。はじめはハノンの音階やアルペジオをひたすら練習して覚えることから始めて、カデンツもなんとなくわかる程度になりましたが、実際の問題になると解けませんでした。

 

聴音も楽典と並行してやっていましたが、聴音は楽典以上に苦戦しました。楽典は勉強して覚えていけばある程度解けるようになっていきましたが、聴音は自分で練習することが難しく、ピアノの先生のところで対策をしてもらっていました。

 

そして高3の桐朋の夏期講習に行き、模擬試験を受けましたが結果を見て絶望することになります。100点満点中半分くらいは取れないと落ちると言われていた試験で、楽典が48点、聴音は24点という結果でした。